【プロが教える!業務用無線機のお勧め比較】選び方のポイントは3つです

今回は「プロが教える!業務用無線機のお勧め比較」をご紹介します。

はじめまして、日栄無線で営業を担当しております北山と申します。日々の営業活動から得た知識と経験を総動員して、皆さまの業務用無線機選びのお手伝いをさせて頂ければと思います。

普段の営業では、様々な業種の会社様を訪問します。建設業、飲食業、介護業、運送業、警備業など枚挙に暇がありません。「ここまで幅広い業種に入り込める仕事もなかなかないのでは?」と感慨深いものがあります。

営業先での話題は無線機だけに限らず、「接待に使えそうな店知ってる?」「○○業界と仕事をしたいんだけど、繋がりある?」「法人携帯の安い会社教えてよ!」など、もはやサンドバック状態です。

先日、とある商業施設の管理会社にお邪魔した時、お世話になっている社長から「北山くん、法人カードって知ってる?」と質問を受けたので、「知ってます、会社名義で使えるクレジットカードですよね」とお答えしたところ、「うちも作りたいからさ、担当者連れて来てよ」と無茶を言われました。

さすがに、カード会社に知人はいないので、社長にはネットサーフィンで見つけた一風変わった法人カード比較サイトを紹介させて頂きました。

その後、社長から「無事にカード発券されたわ、教えてくれてありがとう!」と御礼を言われました。サイトを紹介しただけで感謝されるのも悪くないな・・と、これも営業の醍醐味であります。

さて、私の営業こぼれ話はともかく、話を進めてまいります。“プロが教える!”は大きく出たなと自分でも思いますが、皆さんの期待以上の情報をご提供できれば幸いです。

 

業務用無線機の正しい選び方とは?

私が考える、業務用無線機の正しい選び方は次の3つです。

(1)距離で選ぶ
(2)通話方式で選ぶ
(3)業種で選ぶ

以上の3つを知っておけば、まず間違いありません。私が営業で使う手法をそのまま載せていますので、後は商品知識があれば、今日から営業ができてしまいます。

(そうなると、私が食いっぱぐれてしまいますが・・)

それぞれの選び方は順次ご紹介するとして、なぜ業務用無線機の選び方が複雑かを考えると、それは「電波が目に見えないから」ではないでしょうか。

私が弊社に入社して5年が経過しますが、入社当時は「目に見えない商品を販売できるんだろうか」と不安がありました。それまでの仕事で扱っていた商材(薬、食品、リース)は、天気や環境に左右されることがなかったからです。

「今日は雨だから使いづらい」「この辺りは建物が少ないから使いやすい」など、言葉で説明がつかないものを売るのは本当に大変です。

営業先で先輩がお客様に「このインカムは5階までは電波が届きますが、6階には届きません」とお客様に説明するのを見て、「おいおい、適当なこと言うなよ!」と内心で思っていました。

それ以来、「お客様にいい加減な物は売れないぞ」と考えて、ありとあらゆる業界・業種のデモ実験や商談に同行して己を鍛え上げることにしました。少々の例外はあるかもしれませんが、ここに書く内容は大きく外れていない筈ですので、良ければ参考にしてみてください。

 

【選び方①】距離で選ぶ

正しい選び方の1つ目は「使用する距離で選ぶ」です。

無線機と携帯電話を区別する大きな違いは「誰かが話せば、他の全員に一斉に聞こえる」ことが特徴です。ただし、携帯電話とは異なり、無線機は機種によって電波が届く範囲に制限があります。

つまり、電波が届かない場所にいる人とは会話ができません。そこで、やり取りしたい方同士の距離がわかっていれば、どの無線機を選ぶべきかも見えてきます。

【使用距離ごとにお勧めの無線機】

通話距離(見通し) お勧めの無線機種別 おおよその予算
10 ~ 100m・1~3フロア 特定小電力トランシーバー 約1~3万円
100~500m・4~8フロア 簡易無線機 約3~8万円
500m~全国・9フロア以上 IP無線機 約8~12万円

 

例えば、使用距離が室内の1フロアであれば特定小電力トランシーバー市街地の300メートルであれば簡易無線機(登録局無線・免許局無線)全国の各拠点であればIP無線機といった具合です。

使用距離に応じて無線機が異なることにはきちんと理由がありまして、出力の違いです。出力が大きいほど、遠くまで電波が届きます。

特定小電力トランシーバーの出力は10mW(0.01W)、簡易無線機(登録局無線機・免許局無線機)は1~5W、IP無線機は800mW(0.8W)です。IP無線機は出力こそ簡易無線機と比べて劣りますが、携帯電話の基地局まで電波が届けば、全国各地と通話が可能です。

また、各メーカーから発売されていますが、「この機能は、この無線機にしかない」というのは大変まれです。出力は電波法で定められていますので、サイズや防塵・防水機能だけが残された課題と言えます。

こちらは余談ですが、お客様から「安くて遠くまで使えるものがあったら教えてよ」と良く言われるのですが、残念ながらございません!価格と出力(使用距離)は比例することは前提としてお伝えしております。

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【選び方②】通話方式で選ぶ

正しい選び方の2つ目は「使用する通話方式で選ぶ」です。

“通話方式”と書くとおおげさですが、つまり「何人が同時に話しますか?」という質問です。基本的に無線機は1対1の交互通話(誰かが話している間、他の人は話せず聞くだけ)です。聞くだけなら10人でも100人でも制限はありません。

考え方は、椅子取りゲームと同じです。集団の輪の中に椅子がひとつあり、そこに座った人だけが話せます。椅子をふたつにすれば2人が同時に話せますし、椅子を5つにすれば5人が同時に話せます。

同時通話のメリットとしては、他の誰かが話していても割り込めることがあります。急いで共有しなければならない事態が発生したのに、別のスタッフがダラダラと話していては、いつまで経っても情報を発信できません。

そこで同時通話が可能な無線機を使用することで、「ちょっとごめん、先に話させて!」と自分の優先順位を周囲に明確にすることができます。こちらは業務に危険を伴う仕事(消防、産廃処理、交通整理)で導入されることが多いです。

ただし、何人が同時に話せるかは無線機次第でありまして、内部の設定を変えれば可能というわけではありません。事前に、「何人で同時に話したいか」を想定した上で選ぶことが必要です。

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【選び方③】業種で選ぶ

正しい選び方の3つ目は「使用する業種」です。

この業界に5年も在籍すると「業種を聞けば、お勧めの1台が頭に思い浮かぶ」という特技が身に尽きます。(他の業界では、まったく役に立たないこと請け合いです。)

ところが最近、各メーカーから従来にない特徴を備えた無線機(wifiを使用したり、社内のイントラネットを使用)が登場している為、「昔取った杵柄が通用しない・・」とボヤく先輩もいますが。。

「ボヤく暇があるなら勉強しなさい!」と言いたくなる気持ちを抑えつつ、ここでは業種ごとにお勧めの無線機を一覧にしてご紹介します。

【業種ごとにお勧めの無線機】

業種 使用目的 お勧めの無線機種別
大規模病院 BCP対策・救急受入れ 簡易無線機・IP無線機
クリニック スタッフの連携 特定小電力トランシーバー
工場 スタッフの連携 簡易無線機
飲食店 スタッフの連携 特定小電力トランシーバー
ショップ スタッフの連携 特定小電力トランシーバー
ブライダル スタッフの連携 特定小電力トランシーバー・簡易無線機
警備 スタッフの連携 簡易無線機・IP無線機
ビルメンテナンス スタッフの連携 簡易無線機
スポーツクラブ スタッフの連携 特定小電力トランシーバー・簡易無線機
学校 避難訓練・緊急時の連携 特定小電力トランシーバー・簡易無線機
自治会 避難訓練・緊急時の連携 簡易無線機
バス・タクシー 事務所との連携・運行管理 簡易無線機・IP無線機
産廃 事務所との連携・運行管理 簡易無線機・IP無線機
電気工事 スタッフの連携 簡易無線機・IP無線機
イベント スタッフの連携 特定小電力トランシーバー・簡易無線機

 

以上がこれまで私が担当した業種と使用目的、お勧めした無線機の種別です。あくまでも一例に過ぎませんが、多くの業種で活用されていることがおわかり頂けるかと思います。

もちろん、ここには書き切れない使い方がまだまだあります。使い方もスタッフの連携に留まらず、運行管理やスタッフの居場所の把握まで用途を広げてらっしゃる会社も増えてきました。

こちらの記事を参考にして目安を付けて頂きながら、現地でのデモ実験やご相談がございましたら、お気軽に下記フォームにご連絡頂ければ幸いです。

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